焼き畑農業に入ったイケダハヤト、はあちゅうは数ヶ月以内に死に絶える
ソーシャル小作農という単語をご存知だろうか。これは時代が変わっても地主と小作農という図式が繰り返されている事を表す極めて優れた表現だ。
昔々、日本の殆どの住民は農民であった。彼らは天候に一喜一憂しつつ、米を生産しそれを地主に送り届けていた。地主は地主で領主へと年貢を納める。それで社会が成り立っていた。
インターネット社会となった現在でもほぼ同様の図式が繰り返されている。アフリエイターがネット中にアドセンスやアフリエイトをばら撒き、それをgoogleやAmazonが少ない手数料で全て自分の手柄にする。そして国に税金という年貢を治める。なんとキリストが誕生してから2016年たった今でも僕らは同じ図式で生息しているのである。
さて表題にうつろう。昔々、イケダハヤト、はあちゅうというソーシャル小作農界の2大巨塔がいた。彼・彼女らは日々下らない記事を書き起こし、炎上に一喜一憂しPVを荒稼ぎ。アドセンスやアフリエイトで収入を稼いでいた。
正直全く知的でもなく内容もない文章を書き起こしている彼・彼女を僕ら東京でまだ消耗しているグローバル社畜は醒めた目で見ていた。ただまあ僕らのようなマッチョは日本でも精々0.1%の存在だ。彼・彼女らのファンはその他大勢の大衆である。正直何が面白いんだか全くわからないけど、まあ需要がそこにあるのである。ゆえに彼・彼女らのビジネスモデルは成立していた。
しかし最近大きな地殻変動がおきた。なんとイケダハヤト、はあちゅうを中心としたアレレ?な人々がnoteで信者から直接金を巻き上げるスタイルを確立したのである。これを見た時、ああこの人達は大変な事をやらかしたな、と思った。
世の中には様々なビジネスモデルがある。少し前ならメルマガというスタイルがインターネットで金を稼ぐ一番の手法であった。
堀江貴文さんのようなカリスマは発する内容がどうであれ信者は金を払い続けるだろうし、藤沢数希さんのようないつまでたっても高品質な商品を売り抜けられる人は、そのビジネスモデルで生き残っていくことができる。それには全く異論はない。
彼らはインターネットの世界における強者であるが、そもそも面白くありつづける才能がある。勝つべくして勝った存在である。
ところがイケダハヤト、はあちゅう両者はどうであろう?とてもメルマガで食っていけるような高品質な内容を出し続けられない存在である。そんな彼らのもとにnoteという恐ろしく金を巻き上げやすい媒体が訪れた。
そして彼・彼女らはそれにまんまと食いつき、信者から直接金を巻き上げるスタイルを確立した。しかし断言しよう。もう余命はあと僅かだ。なぜならそれは、焼畑農業であり焦土作戦でしかないからだ。
彼・彼女らに金を払う信者は基本的にはそんなにお金持ちではない。金持ちならもっとマシな媒体に金を払うし、そもそもあんな馬鹿げた金額を払うなら本を買って読む。当たり前のことでしか無い。東京で働くグローバル社畜は無駄なことに金を使うのを極端に嫌うのだ。
信者だって馬鹿ではない。毎月毎月どうでもいい記事に金を払わされたら、いくら馬鹿でもその行為がアホらしすぎる事に気がつく。そんなのに金払うなら映画館にマッドマックス見に行くほうが全然いいじゃーん。
それに信者がいったん気がついてしまってからの彼・彼女らの未来は悲惨だ。今までgoogleやAmazonといった媒体からおこぼれをもらっていた頃は信者も直接金を払っていなかったからよかったものの、そのうち「なんでウチらがこいつらを養わなきゃあかんねん。むしろ働け!」と気がつくのはもはや一刻も待ったなしなのである。
おまけに熱心なはてなウォッチャーであるHagex (id:hagex) さんに内情を暴露されてたりする。いくら信者が馬鹿でもこりゃムカつくでしょ。むしろムカつかないならファン冥利につきるな。そのまま一緒に棺桶にでも入れって感じですよ。
はあちゅうは月に300万円noteと有料サロンで稼いでいる件 - Hagex-day info
僕が彼らの活動を焼畑農業だと思うのは、今やってる行為が土地(信者)を殺して得られる最後の収穫だと思うからだ。焼きつくしてしまった痩せた農地からはもう二度と作物が取れない。
そして肥沃な大地は荒れ果てた荒野になる。僕は来年が非常に楽しみだ。資本主義の犬として、彼・彼女らの未来がどうなるのか、東京で消耗しつつワインを傾けてワクワクしている。
<参考文献>
記事関係なしに、これを読むと日本を深く読み解けるので超オススメ。