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珈琲をゴクゴク呑むように

アツアツだよ(´・ω・`)

今年こそワインを趣味にしようとするあなたに。オススメの入門書四冊+αを紹介するよ

日々徒然 プロジェクト美食本 ワイン入門

ワイン歴三年目の高須賀です。数百円から20万超のワインまで色々飲んできましたが、大切なのは経験値と必要最低限の知識だという事を痛感する日々です。

 

今日は今年こそワインを趣味にしてみようというあなたにオススメな入門書を紹介してみます。これであなたもワイン通への第一歩を踏み出せるかもしれません。

 

 1.図解ワイン一年生

図解 ワイン一年生 (SANCTUARY BOOKS)

図解 ワイン一年生 (SANCTUARY BOOKS)

 

 アニメちっくな表紙からしてネタっぽさを感じる本書ですが、ところがどっこい。非常に良質な入門書となっています。

 

ワインで大切なのは大雑把にわければ2つ。1つはどのブドウ品種を用いて作られたか(専門用語でセパージュという)。もう1つはどこの地域で作られたか(専門用語でテロワールという)です。

 

本書はまず基本中の基本となるフランスの生産地をさらっと紹介し、その生産地ごとの代表的なブドウ品種を漫画のキャラに例えて紹介しています。

 

この本のすごい点は、漫画のキャラの絵を品種ごとに共通させつつ、各地ごとの特色を出すことに成功している点です。

 

例えばフランスのボルドー地区(シャトー・ムートンなどの5大シャトーで有名)で用いられやすいカベルネ・ソーヴィニヨンというブドウ品種のキャラクターを、アメリカのナパ・バレーで同一のキャラでありつつも、服装を微妙に変えるなどして雰囲気の違いをわからせようとしている点が類著になく素晴らしい。

 

確かに同一のブドウ品種であるものの、フランスのカベルネとアメリカのカベルネはキャラクターが異なるのですが、これを上手く初心者に説明するのは非常に難しい。それを上手く絵で表せた本は今までなかったと思います。これを絵で誰にでもわかるように書いたのは本当に素晴らしい偉業です(具体的にいえば、フランスはよくも悪くも上品で、アメリカはジャムっぽいような溢れんばかりの果実感があります)

 

他にもサラッとワインと食べ物のマリアージュを3点にまとめきっていたり、基本となるフランス以外の産地についてもキチンと記述していたりと、ある意味これ一冊でかなりのところまで到達できるようになっている、究極の入門書となっております。この本が三年前にあったらここまで苦労しなかったのに・・・と思うこと請け合いの一冊でございます。

 

 2.ワインの授業 フランス編

ワインの授業 フランス編

ワインの授業 フランス編

 

 先の本の紹介で、ワインの基本は全てフランスにあると書きました。これはフランスが数百年の歴史をもって、気候や産地毎に最適なブドウ品種を選択しているという模範解答のような存在になっているという部分が大きいのです。

 

良くも悪くも、フランス以外の地でワインを作ってる人は、フランス産のワインで感動した結果、他の国でフランスに負けないようなワインを作ることをモチベーションにしている事が多いので。フランスは品種・産地条件ともにワインの模範解答なのです(高々100年程度の歴史ではあるのですが)

 

たとえばアメリカ人が、フランスのボルドー地区に似た産地が自分の国にないか探しだした結果、出てきたのがナパバレーという産地でした。そこで作られたワインはある意味ボルドーにも負けず劣らずのものとなり、現在世界的に評価されるワイナリーも生まれました。

 

本書ワインの授業フランス編は、そんなフランスという産地の特徴について、これでもか!とわかりやすく書かれた一冊となっています。著者は河合塾で数学の教師をしていたという筋金入りの教え好きであり、この本もその才能が存分に発揮される一冊となっています。

 

特にワインは2大産地ともいえるブルゴーニュ、ボルドーをキチンと理解することが非常に重要。ブルゴーニュで作られている、ピノ・ノワール(赤)・シャルドネ(白)。ボルドーで作られているカベルネソーヴィニヨン(赤)・メルロー(赤)、ソーヴィニヨン・ブラン(白)、セミヨン(白)。これらの特徴をキチンと理解した時、初めてレストランで臆する事無くソムリエと会話することができるようになったと言っても過言ではないでしょう。

 

本書は時に著者のエピソードを交え、それらを理解しやすく書かれた本として秀逸な入門書です。手元において、ワイン片手に何度も何度も読み返して下さい。

 

 3.男と女のワイン術

男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)

男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)

 

 この本は先の二冊と比べて、具体的にどういうワインが好みなのかを探しだせるという点と、ソムリエにどういう点を伝えれば上手く自分の好みのワインをオススメしてもらえるかとう、ワインについて言い表すための言語を習得するという意味で秀逸な一冊であります。

 

非常に大雑把にいえば、赤ワインは濃いか薄いか。白ワインはフルーティか辛口かで分けることができます(もちろん細かく見れば他にも色々ある。そしてそれがワインの面白さであるのだけど、そこに深入りするとブログ記事一本じゃすまないから今日は入り込みません)

 

著者は、自分の好みを把握するにあたって、赤はボルドーメルロー品種を使ったワインを、白はブルゴーニュ・マコン地区のシャルドネのワインを飲むことを推奨しています。ここを起点として、赤ならこれより薄いのが好きか、濃いのが好きかどうか。白ならこれよりも果実味があるか、それとも辛口のが好きかを把握して、自分の好きなものを飲んでいけばいいという風に推奨しています。

 

個人的にはワイン入門者は、赤は濃い目。白はフルーティ系をはじめに飲むと飲みやすいんじゃないかなぁとは思いますが、まあデイリーの指標確立においては先の方針はかなり役立つことでしょう。

 

ちなみに僕個人は初めは赤は濃い目。白はフルーティが好きでしたが、今ではその真逆が好きです。まあ僕に限らず経験値が蓄積された日本のワイン好きは同じ傾向をたどる事が多い気はなんとなくします。日本人の趣向がそういう感じなんでしょうな。何はともあれ、この本はかなりおすすめです。足りない人は続編もあるので是非。

 

 

4.読めば身につく!これが最後のワイン入門

読めば身につく! これが最後のワイン入門

読めば身につく! これが最後のワイン入門

 

 これまでの本が比較的オベンキョウ要素が強かったのに対して、この本はまず読み物として非常に秀逸です。恐らく知識なしの人でも30分あればサラッと読めちゃうでしょう。

 

この本は上に書いた三冊のどれよりも読みやすい。ワインをどこで買うべきかや、どうやって消費すればいいか。どういうふうにテイスティングすればいいのか等、趣味としてワインを楽しむためのTipsが惜しげも無く詰め込まれています。

 

本当ならば、この本を一番初めに紹介するべきなのでしょうが、最後にもってきたのにはわけがあります。それはこの本を上にあげた三冊を読んだ後に読むと、その構成の素晴らしさをマジマジと実感できるからなのです。

 

この本は一見雑多です。ブドウ品種についてもキチンとわけて記述されているわけでもないし、産地についても上手くまとまってるわけではありません。

 

しかし上にあげた三冊にない、なんかイマイチ真面目なガリ勉ワインおたくに欠けているボンドのような要素があるのがこの本なのです。著者の山本さんのブログもそうですが、ワインを知らない人にも知ってる人にも楽しめる記述を意識されているのだなぁという事がひしひしと感じる文章を書くのがとてもうまい。読みやすさ故に過小評価されていますが、ある程度ワインに慣れてきている方がこの本を何回か読み直すと、その素晴らしさを再発見する事請け合いだと思います。

 

その他

どうしても本が駄目なら、漫画から入るものいいでしょう。以下の3シリーズが白眉です。ここで紹介されたワインを飲んでみることから始めるのもいいかと思います(僕自信もソムリエからワインに入った口です。漫画も馬鹿になりません)