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アツアツだよ(´・ω・`)

傑作フリゲレビュー・ほたるのひかり~ゼルダにポケモンのバグ遊びが加わった面白みの妙~

ちょっと埋もれさせてしまうにはあまりにも勿体無い名作フリーゲームを見つけたので簡単に紹介しようかと思う。タイトルは、ほたるのひかり(閉店時に流れる某テーマソングとは恐らく全く関係がない)

 

『ほたるのひかり』特設ぺーじ

 

www.freem.ne.jp

 

本作、ほたるのひかりはフリーゲームだ。内容は端的にいえばSFCゼルダ系ゲームである。ジャンルでいえば2DアクションRPGになるのだろうか。

 

無料で遊べるとは言えそのクオリティの高さは半端なく、プレイ時間も30時間超とその辺の市販ゲームと比較しても恐ろしいまでのボリュームの高さである(僕はクリアまで35時間程度かかった)

 

ゲームの内容だけど、SFCゼルダを現代風に上手くアレンジしたものというのが一番適切だと思う。次々あらわれるダンジョンをクリアすると、その度に技や道具が増えていき使えるアクションが増えていく。これがもう本当に楽しい。

 

あーこんな事もできるようになるんだーっていう喜びに満ち溢れており、懐古ゲーマーはSFC版のゼルダの一番の面白さってここにあったよなっていう感じを思い出せる事うけいである。

 

ちなみに難易度はかなり高く、全くノーヒントでクリアするのはかなり骨が折れる。今現在、攻略サイトはひとつもない。たぶんほとんどの人は初めの森のステージでゲームを辞めるんじゃないかって思うぐらい、めちゃくちゃ骨太の難易度である(そのぶん、クリアした時の快感はたまらないものがあるが)

 

表題にも書いたけど、このゲームを絶妙に面白くしているのがゲーム内に隠された数々の抜け道の数々である。恐らく作者は全く意図していないと思うのだけど、このゲームは、作者が完全にバグ潰し(という表現が正しいのかどうかは微妙だが・・・)を完遂できていない部分がいくつかあり、それを利用して無理矢理ダンジョンを攻略する事ができる事がある(できない事も多いけど・・・)

 

この抜け道の数々がこのゲームを別の意味でまた面白くしている。最近のゲームではあまりみかけなくなってしまったけど、かつてGBのポケットモンスター赤・緑などを代表とする古い時代のゲームには数々のバグを利用した裏技が隠されており、このバグをついてゲームをあれこれいじくるのは本当に楽しかった。

 

本作はゼルダの面白さに加えて、このズル(笑)をして無理矢理ダンジョンを攻略していける事が絶妙に噛み合っており、市販ゲームでは絶対にありえない妙のあるゲームとなっている。これぞフリゲの醍醐味である。最高に素晴らしい。

 

まあ書きたいことは色々あるのだけど、とにかくまずはプレイしてみて欲しい。僕はかなりのフリゲマニアで今年もそうとうの数を遊び尽くしたけど、今年のダントツNo1の大傑作である。フリゲ界の歴史に残る一本だろう。無料なので遊ばないのは損ですよ。

 

製作者のわにりゅうさん、本当に素晴らしいゲームをありがとうございました。あと何回か助けて頂いて本当に感謝です。あの手助けがなかったら、クリアまでたどり着けませんでした(汗)