珈琲をゴクゴク呑むように

アツアツだよ(´・ω・`)

脅威のウェブメディア、Books&Appsについて

まずはご報告を。先月からBooks&Appsさんで週一ぐらいをペースに連載記事を書かせていただいております。以下に今まで書いた記事が載ってます。

 

高須賀 | Books&Apps

 

一応一ヶ月続いたので、まあこれからも続けられるだろうと思ったのでこのブログでも告知する事にしました。あちらの記事も読んでいただけるとありがたいです。

 

実は今までも何回かライターの仕事を依頼された事はあったのですが色々あって全て断っていました。それが今回なんで引き受けることになったかといいますと、Books&Appsさんの経営理念が随分と面白かったからという事になります。

 

まあお仕事頂いてる手前もありますので、以下Books&Appsさんがどれだけぶっ飛んでるのかについて書いていこうと思います。

 

一ヶ月ぐらい前の某日、編集長の安達さんに誘われて、一人じゃ絶対に行かないような高いコーヒー(一杯1500円)を出す店に呼び出された僕は、正直この恐ろしい原稿依頼をしてくるのがどんな人なのか興味津々であった(以下が公式サイトに載ってる著者の写真)

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だいぶ脚色を加えて、実際に合うまでに行われたメールでのやり取りを書くとこうなる。

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安達さん「高須賀さん。うちで原稿書きませんか?」

 

高須賀「どういうのをご所望ですか?」

 

安達さん「あ、うち自由なんで。特定個人を名指して攻撃しない記事なら、何でもオッケーです」

 

高須賀「はぁ!?なんでもいいんですか?」

 

安達さん「なんでもいいです。ていうか高須賀さんが自分で決めてください。原稿料もそっちで決めていいです。できる限り善処しますから。あと締め切りとかも全くないんで。書きたい時に書いて、書き終わったら好きなだけ送ってください。基本全部採用しますから」

 

高須賀「はぁ!?!?」

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どうです?やばいでしょ。ちなみにこの話を知り合いのライターに相談したら、全員が全員絶対そこ絶対ヤバイって、というアドバイスを僕にくれたことをコッソリ報告しておきます(実際は大変仕事しやすい素晴らしい環境です)

 

実はと言うか、仕事の依頼をもらうまで、Books&Appsさんの事は全く知らなかったんですよ(すみません・・・)仕事を依頼されて初めてサイトの存在を知ったので、とりあえずはてなの隅っこにいる末端ブロガーに仕事持ってくる会社がどんな所か気になって見に行ってみて衝撃を受けたんですよ。

 

何が凄いって?まずPV数が桁違いにヤバい。例えばこのサイト一番人気のこの記事のPV数は120万である。

 

blog.tinect.jp

 

ちなみにこのブログは普通に更新すると500ぐらい、そこそこバズってヒットしても5000ぐらいである。一番読まれたので5万位かなぁ。あ、あのー。仕事頼む相手間違えてませんかね・・・

 

とりあえず幾つかの代表的な記事と安達さんの出している本(面白かった)を読んだ上で、会合の地である、自分では絶対に行かないメチャクチャおしゃれなカフェに出かける事になりました。

 

「仕事ができるやつ」になる最短の道

「仕事ができるやつ」になる最短の道

 

 

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安達さん「どうも高須賀さん。うちで執筆いただけるようでありがとうございます」

 

高須賀「いやこちらこそ。ていうかあんな適当な感じの仕事依頼でいいんですか?」

 

安達さん「いいんです。っていうか今のSEO対策とかそういうのを目的にしてPV稼ぎを狙ったウェブメディアに未来はないと思ってますから。面白い記事書いてくれれば、それで十分です。締め切りも、前は設定していた事もあったんですけど、それすると記事のクオリティが経験上、高まらない事がよくわかったので設定してません」

 

高須賀「仰ること全てに心の底から賛同しますが、それで採算取れるんですか?」

 

安達さん「余裕です」

 

高須賀「ひょえー(´・ω・`)」

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いや最後の方はだいぶ脚色があるんだけど、僕もまあ全く同じことは思ってはいましたよ。量産型ブロガーだかなんだか知らないけど、くっそツマラナイ記事をネットの海に流しまくる人達がガンガンはてぶのトップとかに出てくるのをみながら「いやそんなクソつまらん記事書いてて何が楽しいの?ていうかこれ読んでる人も、こんなのが面白いと思ってるの?」ってワイン片手に量産型ブロガーへのアンチテーゼとして運営されているのがこのブログですから。

 

ただまあその結果が一記事書いて500PVという冷徹なまでの結果なわけで。まあ個人的には面白いモノ書いてるつもりではいますけど、正直数値は稼げないだろうなぁって思ってましたし、数値稼げないから仕事にもなりようがないだろうなぁとは思ってました。まあブログなんて所詮余暇だから、自分が楽しければそれでいいかなーって感じではあったんですよね。

 

そんな中で安達さんの野望はとんでもねえものだと思うんですよ。まあ考えてみれば、週刊少年ジャンプとかを筆頭とした紙媒体なんてそもそもSEO対策だなんて出来ないわけですから「面白いか否か」以外に人を呼ぶ要素が全くないんですよね。

 

そういう事から考えれば、ジャンプみたいに「面白い事」だけで人を呼び寄せるウェブメディアを作り上げるって野望はメチャクチャ理にかなっているっていうのはわかるんですけど、それをリアルに実現しようとしているってすげぇ事だと思うんですよね。

 

かつてはブロゴスやニュースピック等が頑張って到達しようとしたけどできなかったのがウェブメディアの少年ジャンプ化なわけですから。いや本人に直接「ジャンプ目指してるんですか?」って聞いたわけじゃないからなんとも言えないですけど。

 

そんなわけで、しばらくの間は面白くて為になる記事を週一を目安に寄稿し続けようと思っております。あ、Books&Appsさんはライター募集しているみたいですから、興味ある人は応募してみてはどうですかね?応募しても採用されるのかどうかはわかりませんが、とっても面白くて働きやすい仕事先であるのは太鼓判を押しちゃいますよっと。

 

blog.tinect.jp