実践としての恋愛術~物事を確率論へ落としこむという事はどういうことか
お久しぶりですtakasukaです。まあ久々に今日も一冊いってみましょうか
本書読むだけでモテる小説は、①確率論を行動へ落としこむということはどういうことか×②じゃあ具体的にどうすりゃいいのよ、という2点を小説という媒体に上手く落としこんでいる優れた作品です。1時間程度で読めるので実によい本ですね。
よく色々な本に、物事は数撃ちゃ当たるんだから失敗を恐れずにガンガンぶつかっていけなんて書いてありますが、そういう常套句を聞く度に
<そもそもお前は本当にそれをやってるのか>
<というかそう簡単にいうけど失敗するのは心が傷つくんだよ>
<あと数の打ち方がまずわかんないんだってば>
などなど。言うは易く行うは難しだと実に痛感してしまうのですが、本書のステップは実に明快です。
1,まず小説とかにのっている片思い系×告白といったスタイルの恋愛は客観的にみておかしいという事の証明をして
2,恋愛を行うにいたっての最低条件としてのスタイルや髪型や服装といった事に気を使うというのはどういうことかの解説にいたり
3,そしてボンクラな人間がどういうロスカットラインを想定して、どういう行為を用いて恋愛をすればどれぐらいの確率で成功するか
のこの3つで恋愛を描いています。
具体的に述べると
連絡先を知ってる人は興味を持ってくれていそうな人なら引っかかってくれそうなフレーズを込めたメールを出す
→
いい返事がかえってこないならすっぱり諦めて次にいく
→
連絡先を知らない人ならば共通の友達を介して飲み会に誘う
→
会の終了時に連絡先を聞いて、興味を持ってくれていそうな人なら引っかかってくれそうなフレーズを込めたメールを出す
→
いい返事がかえってこないならすっぱり諦めて次にいく
・・・
これをとにかく繰り返すという。実に簡単な作業の連続であります。
そんなん無理にきまってんじゃんと思う方もたくさんいるでしょう。でもこのBlogの読者なら、この原理を応用すればもっと簡単にこれを実行できますよ。
例えばTwitter使ってるんなら、
女性アカウントに@を送る。
→
楽しくある程度談笑できる段階にきたら、複数人規模の食事に誘う
でいいですし、Face bookやってるのなら
友達の友達にかわいい人がいるかチェックする
→
○○の友達だけど、△△が趣味だっていう事に興味もって返事ださせていただきました。良かったら承認してくださいというメッセージを送る。
→
承認されたら、その共通の友達でも介して食事会をセットする
でいいじゃないですか。
こういう風にどこにでも物事なんて応用可能なわけです。面白い技法を見つけたら、後はそれを適用できる場所を見つけてあとはやるかやらないかだけじゃないですかねと思いますけど、まあそのやるが難しいんですよね。。。