珈琲をゴクゴク呑むように

アツアツだよ(´・ω・`)

VALUってぶっちゃけバブル期に流行ったゴルフ場の会員権と同じ事でしょ?

またインターネッツ界で業の深いコンテンツが登場した。その名もVALUという。

 

valu.is

 

またしてもイケハヤちゃんが金の匂いを嗅ぎつけたからから連日バルバルうるさく喚いているので、まあどんなもんかなと覗いてみた。雑感としては表題の通り、「これ、バブルの頃に流行ってたゴルフクラブの会員権と全く同じ仕組みの商品やん」というのが率直な感想である。

 

どうやらイケハヤちゃんもVALUがどんなものか全然わかってないようなので、とりあえず技術的な事のうんぬんは置いといて、VALUがどんなものなのかを以下で書いていく事にしよう。

 

VALUの流れ

VALUでアカウントを作成するには、まずFacebookのアカウントが必要だ。FacebookのアカウントでVALUのページにログインし、色々と基本情報を入力してVALUのアカウントを作成する。

 

VALUのアカウントはその他にもTwitterInstagramといったSNSを登録する事も可能だ(今現在、Facebook抜きにTwitterInstagramだけではアカウントは作成する事ができない。だから匿名の人は匿名用のFacebookアカウントを作成する必要がある。今後改善していくとは思うけど)

 

VALUにこれら3つのSNSを登録すると、ビットコイン換算でVALUアカウントの価値が提示される。ちなみに試しに僕が作ってみたところ、8ビットコイン相当の価値があるもの、として扱われた(時価総額だとだいたい200万程度)

 

ここで「えっ?そんな簡単に200万円も貰えるの?」と思うのはさすがに早合点だ。これはあくまでVALU内部で試算した「この人にはこれぐらいの価値があるよ」という目安であり、この時点では僕には一円も入らない(当然だ)

 

その後、アカウントがVALUの審査に通過すると、VALUはあなたにMY VALUなるトークンのようなものを配ってくれる。僕で言うと、8ビットコイン相当ぐらいのVALUトークンがアカウントに付与される事となる。

 

次に、このVALUトークンを、自分で値付けしてVALU内部で販売する事となる。まだアカウントが審査に通過しておらず、僕にどれだけのVALUが付与されるかはわからないけど、とりあえず80高須賀VALUほど付与されたとしよう。このうちの幾つかを僕がVALU上で販売し、好事家がそれを購入したり売ったりされるようになる。

 

このVALUの販売を個人の株式上場のように説明する人が時々いるけど、それは色々な意味で説明があまり正しくないだろう。そうなると、仮にどこかの誰かが僕の持ち分である80高須賀VALUを全部習得したら、僕はその人に全権を握られてしまうわけだけど、そんなのは人身売買と何も変わらない行為だ。さすがにそんな事が日本国で成立するとは思えない。

 

じゃあこの80VALUって何なんだよ、と誰もが思うと思うのだけど、これは会員制のファンクラブ会員証のようなものに大体近いと思うのが妥当なところだろう(実際、VALUの機能上ではある特定の個人のVALUを習得した人向けに、優待情報を付与する権利が与えられている)

 

具体的に説明しよう。僕が先ほど、80高須賀VALU付与されたとして、このうちの40高須賀VALUを販売したとしよう。1VALUを3万円(0.1BTC相当)で販売して、購入者特典として高須賀特別ワイン会のプラチナ会員証を発行したとする。

 

ここで1高須賀VALUを3万円出して買いたいという人は、大雑把にいうと3種類ぐらいの人間にわかれる。

 

1つめは単純に僕のファンだという人。

2つめはワイン会のプラチナ会員権が欲しいという人。

3つめは、僕のファンやワイン会のプラチナ会員権を他人に転売したいという人。

 

1つ目と2つ目はまあいいとして、ポイントとなるのは3つめの転売目的の人だ。この人達が、あれこれ色々やって価格を操作しにかかってくる。

 

高須賀VALUは上限が80と決まっているので、原理上は特典を受けられる人の数は80人に限定される(ここでは話を単純にするために、単位を1VALUに限定し、分割できないものとする)

 

僕の売り出した数は40高須賀VALUだから、この40個が終売すれば僕が追加でVALUを市場に放出しない限りはおしまいだ。

 

販売当初は僕が1高須賀VALU3万円の定額での販売を行うが、全部売れてしまったら、その後の価格決定は需要と供給の流れにより市場の中で決定されていく事になる。

 

例えばどこかの誰かが僕に深く失望してファンをやめたとしたら、3万で買った1高須賀VALUを300円とかで投げ売る事もありえるだろうし、逆にワイン会の会員権が欲しくて30万円でもいいから欲しいというような奇特な方も出てくるだろう。

 

はじめに40高須賀VALUを放出した時、全部売れた仮定すると僕の手元に入ってくる金額は40×3万円=120万だ。

 

その後、市場に放出された高須賀VALUが1高須賀VALUあたり30万円になったとする。

 

すると僕の手元には40高須賀VALUあるから、いちおう僕は時価総額としては40×30万円=1200万円程度の価値をVALUのサイト内で保有する事となる(これはあくまで価値があるというだけで、実際のお金では当然無い。なお当然の事ながら、価値が下がる事もありえる。1高須賀VALUが3円になったら、VALU内部で試算される僕の資産は40×3円=120円だ)

 

これがVALUの基本的な仕組みだ(まだキチンと操作できてないのでところどころ認識が間違ってるかもしれない。その時はコメントなりなんなりで指摘してもらいたい)

 

僕達はVALUをどうすればいいだろうか?

なんか法的なしがらみをくぐり抜ける為なのか、現状ではVALUの購入決済でビットコインを使用しなくてはいけないため一見難しそうにみえるけど、基本的にはなにも難しい事はない。VALUなんて、ただのファンクラブ会員証みたいなもんだと思っておけば、まず間違いない。

 

問題は、このVALUとどう付き合っていけばいいか、だろう。

 

あなたが本当に信用できる人がVALUを上場したとしたら、まあ買ってみるのも悪くはないかもしれない。色々と面白い購入者特典をつけてくれるかもしれない。

 

僕は先ほどワイン会の会員証のような特典を付与する具体例をあげたけど、こういう使い方以外にも、例えば会員限定トークイベントをするだとか、その他にも様々な使い道が今後出て来るだろう。ちょっと前に大炎上したスタディギフトみたいな使い方をする人もいるかもしれない。

 

ちなみにVALUで儲けようと思っている人もいるかもしれないが、正直な事をいうとそんなにオススメする気は起きない。正直、VALUをいくら持っていようがVALU大元が潰れたり、VALUを発行する個人が飛んだりしたら資産価値が0円になるリスクが現状ではあるのだから、かなり危険度合いの高い商品だとしかいいようがないからだ。

 

どうしても儲けたいというのならば、入手後に値上がりしたらさっさと売ってしまうのが一番良いだろう。表題にも出したが、これはバブル期のゴルフ場の会員権と全く同じようなもんである。

 

バブル当時は数億とかしたこれら会員権も、今ではごく一部を覗いて、誰も見向きすらしてないようなモノの方が圧倒的に大多数だろう。

 

少なくとも、僕はイケハヤちゃんのVALUは買わないなぁ・・・

 

<いちおー本当にアカウント作って実証したよって事の証明の為に僕のアカウント公開しておきます。まだ高須賀VALUは公開されてないから買えないけど、仮に発行されたとしても何しようかも全然決めてないから、買わんといてな>

valu.is