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珈琲をゴクゴク呑むように

アツアツだよ(´・ω・`)

一般の方が誤解している医療の3大トピックスについて~がん・ステロイド・麻薬の真実~

僕は正直な事をいえば医療についての記事をあまり書きたくない。一つには仕事で散々対面しているからプライベートぐらい好きな事をしたいというのがあるし、一つには責任をとれないブログという形態で情報を発信するのが不誠実だと思うからだ。

 

ただ最近あまりにも酷い医学への誤解を目にすることが多くて、まあ一年に1回ぐらいはこの手のコンテンツを書いてもいいかなぁという気分になってきたので、本当に久々だけど医療の記事を書こうと思う。まあクリスマスプレゼントだと思って受け取って欲しい。

 

内容はがん、ステロイド、麻薬になります。

 

がん

まず一般の方が持たれている印象として、がんは不治の病であり、宣告された段階で死刑宣告に等しいと思っている部分があると思う。

 

断言しよう。これは大いな間違いだ。

 

そもそも一口にがんといっても色々な種類がある。

 

まずどこの臓器にできたがんかでタチの悪さは随分違う。一般的には腎臓、甲状腺、前立腺などのがんは進行が遅いことが多く、上手く行けば死ぬまで共存できる事も多い。

 

ただこれらの臓器にできたがんでも、時々性質の悪いものがあるのは事実で、こればかりはがんの組織型をキチンと調べないと何ともいえないのである。

 

逆に特定の臓器(胆管・膵臓・食道・胃・大腸・肺など)にできたがんは基本的には悪いものが多い。

 

だけどこれらのがんも、血管やリンパ管に入る前に取り切ることができれば、その後も再発せずに元気ハツラツにすごす事ができる。

 

つまり一口にがんといっても、発生部位、進行度、組織型などで随分と話が変わってくる。全てをひとまとめにして、がんがどうこう言うのが間違いであり、がんだからといって思考停止しないで欲しい。

 

医者は基本的にはあなたの味方だ。西洋医学に不信感を抱く気持ちはわからなくもないけど、人類数千年の歴史の中で西洋医学ほど客観的にがんをキチンとみれている学問はない。

 

またマスコミの影響もあり、様々な人が不信感を抱いている抗癌剤だけど、これもここ数年で本当によくなった。血液系のがんは根治すら可能になってきたし、それ以外のがんは全治までは至らないまでも、少なくとも副作用はここ数年で劇的に少なくなった。

 

血液系以外のがんの抗癌剤は、未だに完治までは至っていないけど、多くの場合において延命は可能だし、QOLも著しく向上させる事が多い。

 

変な民間療法や保険外診療に金を投げていいことなんて一つもない。声を大にしていいたいのだけど、100%治るだとか大丈夫だとか安心しろというような話は、全て耳に心地よい嘘だ。

 

自分は世界に1人しかいない特別な存在である事は言うまでもないけども、残念ながらあなただけにある特別なお話はこの世にはない。つらいかもしれないけど、現実を直視しよう。うまい話には罠があるのだ。

 

ステロイド

これまたマスコミに煽られて不信感をいだきまくっている薬だけど、ステロイドは現代医療の奇跡とも言える魔法の薬である。

 

最近の研究結果でわかってきたことだけど、いくつかの病気は炎症が原因となっている。そしてその炎症を抑えるのがステロイドなのだ。

 

そしてそのステロイドだけど、確かに何もない人に数ヶ月単位で高容量を使用し続ければ、悪い作用を起こすことはある。だけど少なくとも一週間以内なら、高容量を使用しようが基本的には副作用はあまり起きないことがわかっている。

 

ステロイドと聞いて、不信感を抱く気持ちはわからないでもない。だけど必要な時に必要な量をつかわないと、治るものもなおらないのだ。

 

再三になるけど、専門家を信用して欲しい。基本的には医者は良心的だ。自分がされて嫌な治療を他人に勧める人はそうそういない。ステロイドは使い方を間違えなければ、昔は全然なおせなかった不治の病をなおせるようになった、現代の奇跡なのである。

 

麻薬

これまたマスコミと政府のダメ!絶対!キャンペーンで悪い印象操作をされたがゆえに不当な目にあっている薬である。

 

大前提としていっておきたいのだけど、健康な人に使う麻薬と不健康な人に使う麻薬は作用が全く異なる。

 

怪我をしたことがない人はいないと思うのだけど、痛みは非常にQOLを低下させる。そういう時に痛み止めを飲むと、すごく楽になる。我慢して薬を飲まないでつらい思いをする意味なんて一つもない。痛みは取るべきである。これは疑いようのない事実である。

 

麻薬についても同じことがいえる。強すぎる痛みは、人間性を損なうだけでなく、その人の嫌な一面をみせることがある。そんな状況にいたっても、麻薬はよくないから使いたくないっていっても仕方がないでしょう。

 

何の症状にしてもそうだけど、不快感はあっていいことなんて一つもない。吐き気があったら吐き気どめを、痛みがあるのなら痛み止めを使う。そこに間違いなど何もない。

 

健常な人が変な要素で使えばそりゃ麻薬は悪い薬だよ。けど悪い症状である人に使うのは、必要なことだからこそなのである。なんだってそうだけど、物事は適材適所だ。使うべき時にはキチンと使おう。

 

まとめ

医学は難しい。そもそも範囲は膨大だし、医者によってもある分野は強いけど、他の分野は全然ダメだって事はしょっちゅうだ。

 

だけど素人のみなさまにおかれましては、本屋にならんでいる胡散臭い本を、教科書や論文レベルの文章と同列にして比較する事だけはやめて欲しい。

 

餅は餅屋である。今回は誤解の多い三要素を中心に取り上げたけど、その他分野におかれましても素人判断だけは謹んで欲しい。

 

繰り返しになるけども、うまい話はどこにもないという事だけは心にとどめておいて欲しい。あなたはあなたにとっては世界に1人しかいない特別な存在だけど、ビッグデータからみれば、ただの1人の人でしか無い。

 

統計は真実だ。スピリチュアルとか風水だとか壺だとかには真実は宿っていない。遅かれ早かれ、人の死亡率は100%なのである。