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珈琲をゴクゴク呑むように

アツアツだよ(´・ω・`)

ケーススタディを用いて学ぶ、激務に向く人、向かない人

販売員A
お客様の中に就職先を圧倒的成長できるブラック病院と無理のない無難なホワイト病院で迷っている方はいらっしゃいませんかー」

 

通行人B
「あーはいはい。ちょっと私ちょうどその二つの病院から内定をいただいておりまして。この話題、よくインターネッツ心と体を壊すレベルでウルトラ働いて、グローバル社畜に、お前はなれ!」派v.s.「沢山働いたところで普通に働く人と比べてそんなに成長できない。激務なんて自分から進んでやる価値ないよ」で議論されていますけど、どっちが正しいんですか

 

販売員A
「お気持ちお察ししますぅ。そんなあなたにぴったりの商品をオススメしますね。題して、"研修医残酷物語"!!!」

 

通行人B
「け、研修医残酷物語~」

 

販売員A
「説明しよう。研修医残酷物語とは、そのままその通りである」

 

通行人B
「説明してねえ・・・」

 

販売員A
「あーお客さんちょっと本とか読めなさそうだし~。ここは私が声に出して朗読してあげますね~」

 

通行人B
「うっわ。うぜえ(#^ω^)」

 

研修医残酷物語

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登場人物
・鬼畜系医長(# ゚Д゚)
仕事が嫁。ウルトラ野戦病院にて研修医を劇詰めして憂さを晴らすのを唯一の楽しみとしている。ただ仕事は滅茶苦茶できる。

・研修医A(゚д゚)/
声がむちゃくちゃでかい。

・研修医B(・∀・)
そこいらにいる普通の子。

・研修医C("´_ゝ`)
ウルトラ出世欲あふれるパワフルマン。

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鬼畜系医長
「おいお前ら集まったか。じゃあ朝のカンファはじめっぞ。じゃあ各自担当患者について簡単にプレゼンしろ。」

 

研修医A
「おっす、おっす、おっす。全然把握できてません!」

 

鬼畜系医長
「し☆ね☆。お前は本当に(以下ここでは言葉にできない罵詈雑言)はい次」

 

研修医B
「はい・・・(以下普通のプレゼン)」

 

鬼畜系医長
「もっと簡潔に言えって何度も言ってんだろ。必要な論点も上手くまとまってないし、何がいいたいのかさっぱりわからん。次同じことやったら脛を思いっきり蹴とばすからな。」

 

研修医B
「(具体的にどこが悪いのか指摘してくれないと、よくわからないわ・・・)」

 

鬼畜系医長
「ああ!?何か質問してえのか?」

 

研修医B
「い、いえ。なんでもないです(おまけにこのプレゼン。毎日毎日あるんだよね。新規入院患者は一日チーム単位で10人を超えるし、もう全然把握できないよ。。。飲み会で人の顔と名前一人覚えるのもできない私が、毎日10人もの患者を覚えられるはずないでしょ。。。)」

 

鬼畜系医長
「はい次。」

 

研修医C
「はい。(以下上手なプレゼン)」

 

鬼畜系医長
「お前はまあ悪くないプレゼンだな。俺と比べればまだまだだが。患者さんの問題点も、まあ把握できてるな。次の全体会議でそれについてパワーポイントでまとめて発表しろ。うまくできたら一緒に論文でも作るか。」

 

研修医C
「はい。ありがとうございます。」

 

研修医B
「(しかしCは本当に凄いなぁ。朝5時から夜の10時まで働いて、週に3日も当直してんのに。いったいいつ寝てるんだろう?)」

 

鬼畜系医長
「よし解散。」

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数か月後

鬼畜系医長
「おいお前ら集まったか。じゃあ朝のカンファはじめっぞ。じゃあ各自担当患者について簡単にプレゼンしろ。」

 

研修医A
「おっす・・・おっす・・・おっ・・・す。で・・・き・・て・・・ません」

 

鬼畜系医長
「(ニタニタしながら)お前はなー。本当になー。このままじゃ患者殺しちゃうぞ☆」

 

研修医A
「すんません・・・・」

 

鬼畜系医長
「はい次。」

 

研修医B
「はい(まあまあのプレゼン)」

 

鬼畜系医長
「さすがの馬鹿でも何度も何度もプレゼンしてりゃあ、ちょっとはマシになるか。まだまだ使い物にならんがな。」

 

研修医B
「(・・・自分でも気が付かなかったけど、とにかく場数を踏めば少しは成長できるもんね・・・でももう二週間家帰ってないよ。。。病院から歩いて5分なのに)」

 

鬼畜系医長
「はい次。」

 

研修医C
「はい(以下とてつもないGoodプレゼンテーション)」

 

鬼畜系医長
「おう。悪くないな。ところでこの間頼んだ論文はどうだったか?」

 

研修医C
「はい。一応完成させました。お手数おかけしますが確認いただいてもよろしいでしょうか。」

 

鬼畜系医長
「後で机においておいてくれ。それと今度の学会、お前が筆頭演者で発表しろよ。うまくできたら学会の後にお偉いさんたちとでもマズイ酒でも飲み行こうぜ。おごってやるからさ。」

 

研修医C
「わかりました。それとは別に、当院における珍しい症例をいくつか集めて論文を自分で仕上げてみたんですけど、これも読んでもらってもいいでしょうか。」

 

鬼畜系医長
「ほんとおまえは仕事ができるなー。まあ俺が育てたから当たり前か。」

 

研修医B

「(日々の日常業務をこなすだけでこんなに大変なのに、Cは求められた10の仕事を100にしてアウトプットしている。しかも顔に全然疲れがない。こいつ一体何者なのよ・・・)」

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数か月後

 

研修医B
「A、最近見ないね。C知ってる?」

 

研修医C
「ああ。あいつ最近顔色悪かったからさ。一緒に精神科の先生の所にいって、ちょっと仕事休んだいいんじゃないかって話をしたんだ。今頃、実家で犬とでも遊んでるんじゃないか」

 

研修医B
「C・・・あなたほんとポテンシャル高すぎだよ・・・。どこまで完璧超人なの(Aって犬飼ってたんだ。私、周りの奴のプライベートとか全然知らなかったな。)」

 

研修医C
「うーん。俺、生まれた時からずっとこんな感じだったからなぁ。」

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販売員A
「いかがでしたー?」


通行人B
「いやこの上司ひどすぎでしょ・・・なんかもう、見てるだけで心がズキズキくるわ・・・ていうかA君、大丈夫だったのかな・・・」

 

販売員A
「その後C君はスタッフが美味しく頂きました」

 

通行人A
「いやCじゃなくてAだって」

 

 

販売員A
「いやまあAは一回ドロップアウトしたけど、別の病院に移り変わって何とか元気に頑張っているみたいよ。ところであなた、このお話の教訓はなんだと思う?」

 

通行人B
「うーん。まあ上司がキッツい所で働くのは辛そうだって事かなぁ」

 

販売員A
「それもそうだけどね。これは馬鹿とキャパシティは使いどころ”っていうお話なのよ。研修医A君は10の仕事を任されたら3の仕事しかできない、ローキャパ人類(人口比60%)研修医Bさんは10の仕事を任されたら8しかできない、並キャパ人類(人口比39%)スーパー研修医C君は10の仕事をまかされたら100かえせる、超ハイパーウルトラキャパ人類(人口比1%)

 

通行人B
「馬鹿とキャパシティは使いどころ・・・か・・・」

 

販売員A
「激務って毒はね。A君には飲み干すことのできない劇薬なの。Bさんにはまあ苦い薬ってとこかしら。ただ飲み続けてるとそのうちオーバードーズで致死量至って死に至るって感じ。C君はもう、テトロドトキシンだろうかダイオキシンだろうが何でも飲み干して、全部ラストエリクサーに変えちゃうって感じかな。」

 

通行人B
「なるほどね。つまり、激務がいいかどうかは、人それぞれだと

 

販売員A
だから初めのネットの議論はそもそも意見がかみ合ってないのよ。対象者が誰かで話は全然違う。あなたはA君、Bさん、C君、果たしてどれなの?って事なのよね。まあ自分で自分を判断するのって難しいから、いろんなお友達にこの話をしてあなたはA君タイプ、私はC君タイプって感じに想像してみればいいんじゃないかしらね。」

 

通行人B
「そ、そうですか。なんかよくわかりました。今日はありがとうございます」

 

販売員A
「いえいえ。それでは明日も頑張って。生きてればいいことあるよ。うん。」

 

通行人B
「あ、そういえば最後に気になったんですけど・・・販売員さんは何でこんな商品売ってるんですか?」

 

販売員A
「それはね・・・」

 

 

 

 

 

 


販売員A( ;∀;)
過去の・・・私を救うためさ。そのために私は、時空法を無視してこの時代に降り立ったのだよ。激務、ほんとやめとけ。あんた才能ないよ(仮面を脱ぎ捨てる)」

 

 

 

 

通行人B( ;∀;)
み、未来の私~

 


(完)
※この話はフィクションです。実在の人物とは関係ありません。ええ関係ありませんってばよ。