カジノで狂うということ
休日があるって素晴らしいですね。どうもtakasukaです。
さて本日は知らないことの方が幸せになれるという教訓になる一冊を紹介しましょう。
さて本書はちょっと前に世間をお騒がせしました大王製紙の井川社長の一冊です。家族的大企業の御曹司~筑駒~東大~大王製紙といった誰もが羨む超サクセスストーリを歩いた井川会長がいかにしてギャンブルにはまりそして地に落ちてしまっつたのかという事が実に丁寧なタッチで描かれています。
内容はまあお読みになっていただき確かめていただきたいですが、ひとつだけ言えばこの本実に読ませます。帝王学とかエスタブリッシュな立場の人がどういう風に育てられどういう苦労をするかなんて、実話ではそうそう読めませんよ。
まあ結局は超エリートな彼もギャンブルで身を壊すのですが、これに限らず知らない方が幸せなこととか、手を染めない方が幸せなことなんて沢山あります。ネトゲだったり不倫だったりタバコだったりね。個人邸にはだいたいこの手の手を出してはいけないものの原則として、客観的にゴールが設定できない性質のものが多いような気がしております。
賭け事はやってみるとわかりますけど、結構面白いんですよね。手に汗握る瞬間だとか、勝ち抜けた時の爽快感とか。古典的名著だと麻雀放浪記とかまあじゃんほうろうき(西原理恵子のほうね)なんかも賭け事で身を崩す人のいきつく先をうまく書いてあっていいですね。こういう自己破滅型の本は読んでる最中は、おれはこんなことしねーとか思うんですけどいざ自分が同じ場面に身を置くとまあだいたい同じ目にあわされます。
つまるところ人間環境因子が多分に大切であるわけです。いまうまくいってる人は変な習慣を取り入れないように気をつけるべきだし、逆にうまくいってない人は環境を無理矢理にでも変える必要がありますね。ものの統計によると引越しを機に8割の人が生活習慣が変わるそうです。
今月より新生活が始まった方も多いかと思いますが、あなたの価値はどこに身を置き続けるかで実によく変わります。このままだとマズイと思った方はこの本でも読んで、いかにエリート社員ですら環境因子次第で身を持ち崩すかを学ぶといいかもしれません。エリートですら環境でこうも壊れるのですから、いわんや凡人おやでございます。