改訂版「人は自分が見たいものをみるんだよ」〜幸福指数の正体。
どんなに良い文章を書いてもある人は賛同し、ある人は批判する。
僕の友達はそれを「態度に対して批判するという輩は絶対にいる」という風に教えてくれた。
なんとなくモヤモヤしていたんだけど、今日橘玲さんの小説、亜玖夢博士の経済入門を読んでいたときに、「人は自分が見たいものをみるんだよ」という文章を見て、この言葉の意味がやっとこさ納得がいった。
言語は各々の心の中の一部を表現する、素晴らしいツールだ。
けど、その表現物をどういう形で受け取るのかは、受け手にそれぞれ任されている。
ある人は世界を不幸の塊として見たいのだろうし、ある人は幸福の塊としてみたいのだろう。どちらの見方をするのが幸せなのかは人それぞれだ。
たとえある程度悪意のある文章を読んだとしても「ああ、この人は今少し疲れているんだ、そっとしておいてあげよう」と思える人もいる一方完全に善意でなりたっている文から、一部の揚げ足をとって批判して喜ぶ輩がいる。
自分がどういう態度を普段とっているか、また、それが本当に自分の望む自己像なのか?そういう事を少し考えてみると、ほんの少しだけ今より幸福になれるかもしれない。なんてね。
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今回は世界の見方を善意を持ってみるか、悪意をもってみるか、について書きました。
次回は距離的な観点に基づいた世界の見方について書きます。
最後に大切だからもう一回。
「ねえ、知ってる?」「ひとは自分が見たいものをみるんだよ。博士がそう教えてくれたんだ」
〜亜玖夢博士の経済入門。p203より〜
- 作者: 橘玲
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